前回の投稿で紹介しました、
週刊 司馬遼太郎 IV (週刊朝日MOOK)
を早速購入、読了しました。
司馬作品の舞台となった土地を訪ねる「週刊朝日」連載企画の書籍化で、今回収録されたのは、
「菜の花の沖」
「箱根の坂」
「宮本武蔵」など剣豪伝説
の三本です。
その他に書籍のみの企画として
木曜島の夜会 (文春文庫 し 1-49)
の地を訪れています。
また、
街道をゆく (40) (朝日文芸文庫)
の重要なゲストの一人であった田中準造氏が、当時を振り返った手記を寄稿されています。
田中さんは、台湾紀行で一項目を割いて描かれた『魂魄』の主人公で、その台湾帰郷物語は多くの方々の感動を呼びました。
その後も、
台湾小景―『街道をゆく』スケッチ集
(注)安野光雅画伯の画集で、あとがきで触れられています。
司馬遼太郎からの手紙 上 (朝日文庫)
司馬遼太郎からの手紙 下 (朝日文庫)
街道をついてゆく 司馬遼太郎番の6年間
で繰り返し語られ、その度に私は感動を新たにしてきました。
今回、その田中さんの想いが切々と綴られた手記に触れ、不覚にも泣いてしまいました。
特に週刊朝日上で台湾紀行の連載が始まって以降の後日譚は、今まで語られてこなかっただけに感動の連続でした。
台湾紀行を読まれた方は是非、未読の方も田中さんの手記から台湾紀行に読み進んで貰えれば、と思います。
ホントお勧めです。
もうすぐ16歳
1 年前
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