感度の悪さ

街道をゆく (40) (朝日文芸文庫)

で司馬さんが、台湾総統・李登輝氏(1993年当時)と対談を行った際、影響力が高い事柄ながら、新聞各紙が軒並み取り上げなかった事について、その感度の悪さを嘆いておられたという。

近年、事件等が発生した場合の記事が各紙似通っている事に気付かされることがある。
政治なら首相・大臣、事件なら警察が公表した内容をそのまま伝えているに過ぎないからだと私には感ぜられる。

独自の取材といったものは行われているのか?
行われているとすれば、被害者のプライバシーを暴くことと、弱り目の人間を叩くことぐらいではないか?

自身の権力に寄りかかり、権力からの発せられる情報を報道するのみ、これでは戦前の大本営発表ではないか?

最近の報道を見ていて強く思う。
「もう、うんざり」だ。

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