おやすみ。

 今日もいっぱい遊んだね、なつ。
だからもう、おやすみ。

【お尻のほっぺ】ゲージの中から外を見る柴犬

源氏物語の凄み

 大塚ひかりさん訳、

源氏物語〈第2巻〉花散里~少女 (ちくま文庫)

を読了。

今回は源氏物語の内、『花散里(はなちるさと)』〜『少女(おとめ)』を収録している。

大塚ひかり版源氏物語のウリの一つは何といっても、源氏物語のナビゲーターを務める〈ひかりナビ〉の存在であろう。

〈ひかりナビ〉で紹介される、文中に登場する古代中国の故事や様々な引き歌の数々。
それらを平安貴族達は理解し、読んでいたのである。

紫式部が仕掛け、そしてそれに応える読者。
私は、平安貴族達の博識に驚きを禁じ得ない。

『あさきゆめみし』では得られない刺激が、この源氏物語にはある。

是非書店で手にとって頂きたい。

なお、巻末付録として、『平安京周辺図・平安京全体図』、『主要官職の職務官位一覧』及び『主要人物の昇進の早さ』が収録されている。

司馬さん関連書籍情報vol.7

 今週(12/9〜12/15)も司馬さん関連書籍情報を紹介したいと思います。

と言いたいところなのですが、今週は新刊がありません。

そこで。

本日(16日)から来年6月21日まで司馬遼太郎記念館で開催される企画展『司馬遼太郎が描いた絵画展』を紹介します。

司馬さんは物事にアプローチする場合、視覚的・絵画的に頭に入れていったらしく、取材時に風景や人物のスケッチを描かれる事が多かったそうです。

そうして描かれた絵は、

アメリカ素描 (新潮文庫)

のように、カバー画や挿絵として自身の作品を飾る事もありました。

今回の企画展では、原画約30点が展示され、その中には、

街道をゆく〈35〉オランダ紀行 (朝日文芸文庫)

連載(週刊朝日)時、病気療養中の須田剋太画伯に代わって描かれた(注)挿絵も含まれるそうです。
(注)経緯は、

街道をついてゆく 司馬遼太郎番の6年間

に詳しく紹介されてます。

私は年内に伺う予定で、その際に改めて感想をアップします。

司馬さんが取材中、イメージを膨らませたであろう現場の空気間を感じられれば、と思います。

2008.12.21追記

ちなみに司馬遼太郎記念館の地図を掲載しておきます。


ある晴れた日の散歩

 いつもの散歩道で上機嫌な、なつ。
前から来た人をじっと見つめます。

【お尻のほっぺ】散歩する柴犬

おまけの一枚

 こんな調子でホントに大丈夫なんでしょうか。
なつ、心配です。

【お尻のほっぺ】ストーブの前で眠る柴犬

私のコイビト( ^)o(^ )

 Love。ストーブ。

【お尻のほっぺ】ストーブの前で座る柴犬
【お尻のほっぺ】ストーブの前で座る柴犬

冬本番を前に、それでいいのか?
なつ。

歴史小説を読む際の友に

 理系卒の私が日本史通史をざっくり勉強するなら、と文系の友人に勧められたのが、

「詳説日本史」(山川出版社)
日本史B用語集 第2版―A併記

です。

高校の教科書だけあって、要点が簡潔に整理されていて大変勉強になります。

ただ。
元々勉強する動機となった、古代日本における古代朝鮮・古代中国の文化的な影響についての本を読むには、図録が少ないとちょっと辛いのです。

例えば、漢字の羅列で構成された石器土器の名前は読めても、姿形がイメージ出来ないのです(;^_^A

諦めていたら、同じ出版社が、

山川 詳説日本史図録

なる、図録に特化した参考書を出している事が判明。
手にとってみると、多くの図録がカラーで掲載されている上、値段が安いのも魅力的で早速購入しました。
今回紹介させて頂いた三冊を手元に置いておくと、色々重宝しますよ。
たぶん(;^_^A

鼻型?

 私のあぐらの中で寝てたなつ。
起きてから、なつの鼻があった辺りを見ると、鼻型がついてました(;^_^A

【お尻のほっぺ】服についた柴犬の鼻のあと


ちなみに、これがなつの鼻です(笑)

【お尻のほっぺ】ストーブの前に座る柴犬

ノモンハンへの道

 伊藤桂一さんの著書、

静かなノモンハン (講談社文芸文庫)

を読了。

ノモンハン事件について、三人の日本軍 兵士の体験が綴られている。

驚くべきは、軍上層部の

無策、
兵站軽視、
兵器に対する無知

であり、
生き残りに対する。

自殺強要(引責を理由としながら、作戦を推進した人間は決して責任をとらない)、
口封じ(情報操作)、
激戦地への積極的な投入

なども含めて、
その後の太平洋戦争で現れる諸問題が、既に顕在化しているのである。

逆に言えば、この紛争の経験が何ら活かされてはいないのである。

この紛争が大敗北に終わらなかったのは、作戦の良否では断じてなく、死んでいった個々の兵士の奮闘による、との思いを強くした。

司馬さんが生前、この紛争について長期間に渡って調査しながら、書けば『血管が破裂してしまう』とまで言って、結局書かれる事がなかったのも頷ける。

官僚化し、自分達の出世にのみ目を向けた高級軍人達の、人間を想定しない机上だけの『作戦』を見ていると、現在の道路利権、年金に群がる高級官僚達が、天下り先を確保するために打ち出す『政策』にダブって見える。

我々は今まさに、ノモンハンへの道を再び歩み始めたのではないか?


最後に。
今回紹介した、

静かなノモンハン (講談社文芸文庫)

を皆さんも是非手にとって頂きたい。

司馬さん関連書籍情報vol.6

 今週(12/2〜12/8)も司馬さん関連書籍情報を紹介したいと思います。

街道をゆく 17 島原・天草の諸道 (朝日文庫)
街道をゆく 18 越前の諸道 (朝日文庫)
街道をゆく 19 中国・江南のみち (朝日文庫)
街道をゆく 20 中国・蜀と雲南のみち (朝日文庫)

何れも朝日文庫から出ていた同名タイトルの新装版です。

心中小説名作選 (集英社文庫)

エッセイ「村の心中」が収録されています。
なお、

司馬遼太郎が考えたこと〈4〉エッセイ1968.9~1970.2 (新潮文庫)

にも同作品が収録されています。

文蔵 2008.12 (PHP文庫)

特集記事『「文学館」へ行こう』の中で、司馬遼太郎記念館が紹介されています。

今週は文庫本5冊、雑誌1冊と久々に充実した内容となってます。